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北海道の耕地面積

北海道には11,550平方キロメートルもの耕地面積がある。これは2位の茨城に7倍の大差をつけて全国1位である。

その耕地面積を農林水産省が発表している資料をもとに詳しく市町村別の内訳を見てみる。

今回参照する資料

農林水産省が公表している「平成23年 市町村別耕地面積(北海道)」を用いる。 この資料には内訳として畑と田んぼの面積も記載されている。

耕地面積(計)

耕地面積の1位は別海町である。別海町は牛の数も1位で、いかに農業に特化した市町村であるかがわかる。 その他上位には道東の市町村が多く、特に十勝地方の面積が大きい。

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順位 市町村名 面積(ha)
1 別海町 63600
2 標茶町 30000
3 中標津町 24600
4 音更町 24300
5 北見市 24000
6 帯広市 23000
7 幕別町 22600
8 芽室町 21400
9 岩見沢市 19900
10 士別市 16800

耕地面積の合計と傾向は変わらず道東地域に耕地が集中している。 山脈より東側には平野部が広がっているため、大規模な耕地が存在する。さらに、1年を通して雨量が少なく乾燥しているため、じゃがいもや大豆に適していることがさらに耕地面積を増やす動機になっていると想像する。

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順位 市町村名 面積(ha)
1 別海町 63600
2 標茶町 30000
3 中標津町 24600
4 音更町 23900
5 帯広市 23000
6 北見市 22900
7 幕別町 22600
8 芽室町 21400
9 士幌町 16000
10 清水町 15000

田んぼ

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田んぼは道央の市町村に集中している。 これは山脈より西の地域において雨量が多いためであろうか。 ところで、もともと北海道は火山灰土が中心であるため、稲作には向かなかったはずである。これだけの耕地が確保できたのは、農業に携わる方々の土壌改良の努力の賜である。

順位 市町村名 面積(ha)
1 岩見沢市 16400
2 旭川市 10800
3 士別市 9190
4 長沼町 9060
5 美唄市 8750
6 深川市 8650
7 当別町 6090
8 名寄市 5230
9 南幌町 5180
10 新篠津村 4840

耕地率

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耕地面積1の別海町は総面積も1320平方キロメールと.大きいため、1位になるのはある程度必然とも言える。そこで面積のバイアスをなくすために、総面積に占める耕地面積の割合を計算した。 その結果、ランキングは総面積の小さな市町村がTop6となっている。1〜5位は道央に集中している点と、比較的小さな市町村であることが共通点である。 6位以下の上位は道東に集中しており、特に十勝地方が多い。このことは、十勝地方は地域一帯として別海町と同規模かそれ以上の耕地を持っていると言える。 なお、50%を超える市町村が8、30%を超える市町村が30も存在した。いかに北海道において農業が盛んかがわかる。

順位 市町村名 耕地率
1 妹背牛町 0.7085
2 南幌町 0.6958
3 長沼町 0.6712
4 新篠津村 0.6582
5 秩父別町 0.6538
6 更別村 0.6517
7 士幌町 0.6175
8 音更町 0.5214
9 剣淵町 0.4947
10 別海町 0.4817
11 幕別町 0.4728
12 東神楽町 0.4706
13 滝川市 0.4498
14 中富良野町 0.4462
15 由仁町 0.4408
16 芽室町 0.4164
17 岩見沢市 0.4136
18 大空町 0.3987
19 江別市 0.3871
20 清水町 0.3730
21 帯広市 0.3716
22 訓子府町 0.3714
23 小清水町 0.3623
24 中標津町 0.3591
25 浜中町 0.3519
26 浦臼町 0.3482
27 美唄市 0.3404
28 安平町 0.3167
29 鷹栖町 0.3127
30 本別町 0.3061