無限壁破り駆動開発 <colspan=∞>

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2015年度のデータを追加 : 北海道観光客統計データ閲覧くん

北海道観光客統計データ閲覧くんに2015年度の北海道観光入込客数調査報告書 のデータを追加しました。

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このアプリケーションは昨年北海道オープンデータハッカソンにてクリプトン賞を受賞し、北海道オープンデータカタログに掲載されています。

北海道における2014年→2015年の観光客の傾向変化

全道の傾向変化

観光客の述べ数がリーマン・ショックの直前である2007年の水準に戻りました。しかし、道外観光客の割合減少が止まらず、その減少分を海外の増加が埋める状況が2015年も見られます。(全道の観光客数推移)

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海外観光客の増加

海外観光客の加速的な増加は今年も止まらず、全道の延べ数の3%を占めるまでになりました(全道の観光客数推移)。

特に札幌の伸び率が大きく、延べ数に占める割合として9.4%(126万人)から13.2%(179万人)に増加しています。

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その他

市町村間の相対的な特徴に大きな変化はなさそうですが、赤井川村の夏の集計値に昨年までと大きな乖離があるなど、集計方法が変わった市町村があるようです。よってデータの妥当性を都度評価する必要があります。前年との比較だけでなく、10年単位での変化を見る必要がありますのでご注意ください。

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十勝地方の河川水位可視化

2016年8月、台風が北海道に幾度も接近・上陸したことによって、上川、十勝に甚大な被害が発生しました。8月29日から30日にかけて上陸した台風10号では多数の死傷者が出たことに加え、各地の交通網を寸断する大災害となってしまいました。

十勝出身者の私には、札内川の氾濫と国道38号・国道274号の寸断に非常に大きなショックを受けました。物流、農作物への被害は計り知れないものだと思います。心よりお見舞い申し上げます。また、一日でも早い復興を願っております。

今回の水害の過程を、ひとりでも多くの方々に体感して欲しいとの願いから、国交省の河川の水位データベースからデータを集めて可視化しました。

十勝地方の河川水位可視化

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この可視化によって見て取れることは、たった数時間の間に水位が上がる程の豪雨がありました。 その中、札内川ダムはギリギリまで放水量を制御することにより、下流の流量を平準化していました。

災害の恐ろしさと、普段からの対策の重要性を再認識させられる出来事でした。

対象台風

  • 台風 5号 (2016/08/09 接近)
  • 台風 6号 (2016/08/15 接近)
  • 台風 7号 (2016/08/17 上陸)
  • 台風11号 (2016/08/21 上陸)
  • 台風 9号 (2016/08/23 上陸)
  • 台風10号 (2016/08/30 接近)

対象期間

2016/08/01 01:00 ~ 2016/09/02 19:00

情報源

License

CC BY-SA 2.0 JP 三好邦彦

FOSS4G 2016 Hokkaidoに参加します

来る7/9(土)に開催されるFOSS4G 2016 Hokkaidoのコアデイに講演者として参加することになりました.講演ではSesekiの開発報告と,アプリおよび私の今後の展望について述べます. 大変光栄な機会をいただき,本当にありがとうございます.

sites.google.com

昨年の北海道オープンデータハッカソン以来の札幌でのイベント参加となります.アーバンデータチャレンジ2015 ファイナル金賞のきっかけをくださった北海道のGISコミュニティの方々とまたお会いできるのが,今からとても楽しみです. 今後も北海道のGIS・オープンデータの活用を盛り上げていきたいので,力を入れて参加したいと思います.

ちなみに,私は北海道十勝地方(幕別町)出身で,大学時代の6年を札幌で過ごしました.会場となる東札幌のインタークロス・クリエイティブ・センターは,アルバイトやサークルのイベント会場,更には北大青木名誉教授主催のeシルクロード大学の会場としてよく訪れた場所でした.かれこれ北海道を離れて8年になりますが,このような形でまた札幌に帰ることができ,とても幸せです.

アーバンデータチャレンジ2016キックオフに参加します

アーバンデータチャレンジ2016の活動まもなく始まろうとしています. このたび,私は6/27(月)に開催される東京大学駒場第Ⅱキャンパスで開催されるキックオフにて講演する機会をいただきました.

urbandata-challenge.jp

今年2月のアプリ部門金賞受賞から, Sesekiの開発だけでなくオープンデータを中心とした地元北海道の研究活動を始めることになりました. かかる講演では,この4ヶ月間の進捗報告と今後の展望,さらにUDCへ期待することを述べたいと思います.

このような大変貴重な機会を下さったアーバンデータチャレンジ2016事務局の方々に心から御礼を申し上げます.

アーバンデータチャレンジ2015アプリ部門金賞受賞

先日開催されたアーバンデータチャレンジ2015ファイナルステージにおいて、アプリケーション部門の金賞を受賞しました。 (この記事の投稿が受賞から1週間以上経過してしまいました)

昨年参加した北海道オープンデータハッカソンで披露した「北海道観光統計データ閲覧くん」を拡張し、汎用的な可視化ツールとして作りなおした作品を「Seseki」と名づけて開発しました。 今回、それをアーバンデータチャレンジ2015のファイナルステージに応募した結果、アプリケーション部門の金賞およびオープンガバメント推進協議会賞銅賞の2つの賞をいただくことができました。

colspan.hatenablog.com

この半年間、様々な面でご助言を頂いた方々に心から感謝するとともに、今後この作品をより沢山の人に使ってもらえるよう更に開発をしていこうと思っています。 本当にありがとうございました。

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開催概要

urbandata-challenge.jp

応募作品URL

Seseki - Hokkaido Statistics Viewer

発表資料

当日の様子

togetter.com

北海道工業統計(平成26年速報値)

北海道が発表した工業統計の平成26年速報値を可視化してみた。 事業所数と従業員数は経済規模通りの結果である一方、出荷額と1人あたりの出荷額において意外な結果が得られた。

平成26年工業統計速報

事業所数(平成26年)

ほぼ経済規模通りである。札幌近郊が強い。

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順位 市町村名 事業所数
1 札幌市 935
2 旭川市 335
3 函館市 280
4 小樽市 235
5 苫小牧市 207
6 釧路市 174
7 帯広市 135
8 室蘭市 132
9 石狩市 124
10 上砂川町 123

従業員数(平成26年)

こちらも事業所数と傾向は同じで、ほぼ経済規模通りである。

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順位 市町村名 人数
1 札幌市 27,277
2 苫小牧市 11,110
3 旭川市 8,025
4 函館市 7,760
5 室蘭市 7,723
6 小樽市 7,084
7 千歳市 7,013
8 釧路市 4,776
9 帯広市 4,726
10 恵庭市 4,062

製造品出荷額等(平成26年)

苫小牧と室蘭が札幌の倍以上の出荷額を誇っている。 特筆すべきは2位の室蘭で、非常に面積が小さい(80.65平方キロメートルで道内170位)にもかかわらず、工業都市として苫小牧に匹敵する規模を持っている。

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順位 市町村名 値(万円)
1 苫小牧市 139,098,710
2 室蘭市 129,820,250
3 札幌市 52,576,701
4 千歳市 24,567,929
5 釧路市 23,550,079
6 旭川市 18,739,626
7 函館市 16,950,816
8 小樽市 16,272,541
9 帯広市 13,536,677
10 恵庭市 13,288,614

1人あたりの出荷額(平成26年)

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出荷額を従業員数で割った数値である。 一人あたりの出荷額は室蘭が1億7千万円でダントツである。 そして2位以降の市町村たちが番狂わせまくりでカオスである。

佐呂間町枝幸町、猿払村、仁木町、浦幌町では何が起きているのか気になる。 この点については追加調査をしたうえでの後日報告とさせていただきたい。

順位 市町村名 値(万円)
1 室蘭市 16809.5623
2 佐呂間町 12812.4655
3 枝幸町 7745.2822
4 猿払村 7017.1351
5 仁木町 6907.4318
6 浦幌町 6585.2338
7 音更町 6412.2422
8 斜里町 6239.4817
9 芽室町 6046.3506
10 釧路市 4930.9211

北海道の耕地面積

北海道には11,550平方キロメートルもの耕地面積がある。これは2位の茨城に7倍の大差をつけて全国1位である。

その耕地面積を農林水産省が発表している資料をもとに詳しく市町村別の内訳を見てみる。

今回参照する資料

農林水産省が公表している「平成23年 市町村別耕地面積(北海道)」を用いる。 この資料には内訳として畑と田んぼの面積も記載されている。

耕地面積(計)

耕地面積の1位は別海町である。別海町は牛の数も1位で、いかに農業に特化した市町村であるかがわかる。 その他上位には道東の市町村が多く、特に十勝地方の面積が大きい。

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順位 市町村名 面積(ha)
1 別海町 63600
2 標茶町 30000
3 中標津町 24600
4 音更町 24300
5 北見市 24000
6 帯広市 23000
7 幕別町 22600
8 芽室町 21400
9 岩見沢市 19900
10 士別市 16800

耕地面積の合計と傾向は変わらず道東地域に耕地が集中している。 山脈より東側には平野部が広がっているため、大規模な耕地が存在する。さらに、1年を通して雨量が少なく乾燥しているため、じゃがいもや大豆に適していることがさらに耕地面積を増やす動機になっていると想像する。

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順位 市町村名 面積(ha)
1 別海町 63600
2 標茶町 30000
3 中標津町 24600
4 音更町 23900
5 帯広市 23000
6 北見市 22900
7 幕別町 22600
8 芽室町 21400
9 士幌町 16000
10 清水町 15000

田んぼ

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田んぼは道央の市町村に集中している。 これは山脈より西の地域において雨量が多いためであろうか。 ところで、もともと北海道は火山灰土が中心であるため、稲作には向かなかったはずである。これだけの耕地が確保できたのは、農業に携わる方々の土壌改良の努力の賜である。

順位 市町村名 面積(ha)
1 岩見沢市 16400
2 旭川市 10800
3 士別市 9190
4 長沼町 9060
5 美唄市 8750
6 深川市 8650
7 当別町 6090
8 名寄市 5230
9 南幌町 5180
10 新篠津村 4840

耕地率

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耕地面積1の別海町は総面積も1320平方キロメールと.大きいため、1位になるのはある程度必然とも言える。そこで面積のバイアスをなくすために、総面積に占める耕地面積の割合を計算した。 その結果、ランキングは総面積の小さな市町村がTop6となっている。1〜5位は道央に集中している点と、比較的小さな市町村であることが共通点である。 6位以下の上位は道東に集中しており、特に十勝地方が多い。このことは、十勝地方は地域一帯として別海町と同規模かそれ以上の耕地を持っていると言える。 なお、50%を超える市町村が8、30%を超える市町村が30も存在した。いかに北海道において農業が盛んかがわかる。

順位 市町村名 耕地率
1 妹背牛町 0.7085
2 南幌町 0.6958
3 長沼町 0.6712
4 新篠津村 0.6582
5 秩父別町 0.6538
6 更別村 0.6517
7 士幌町 0.6175
8 音更町 0.5214
9 剣淵町 0.4947
10 別海町 0.4817
11 幕別町 0.4728
12 東神楽町 0.4706
13 滝川市 0.4498
14 中富良野町 0.4462
15 由仁町 0.4408
16 芽室町 0.4164
17 岩見沢市 0.4136
18 大空町 0.3987
19 江別市 0.3871
20 清水町 0.3730
21 帯広市 0.3716
22 訓子府町 0.3714
23 小清水町 0.3623
24 中標津町 0.3591
25 浜中町 0.3519
26 浦臼町 0.3482
27 美唄市 0.3404
28 安平町 0.3167
29 鷹栖町 0.3127
30 本別町 0.3061